住みやすさ抜群!
名古屋市東区の基本情報をまとめています。どのような街なのか、歴史を交えながら紐解いていきましょう。
生活しやすい街
東区は区制が施行された当初から存在する区の1つです。名古屋市の中北部に位置し、面積は7.71平方キロメートルと市内で面積が最も小さい区でもあります。企業の本社や支店が多いビジネスエリアがある一方、歴史ある町並みが今も残り、往時の繁栄の様子を伝えています。藩政時代に武家屋敷として発展してきたこともあり、史跡や資料館も数多く残っています。
区内にある大曽根駅は地下鉄名城線、JR中央本線、名鉄瀬戸線が乗り入れており、名古屋の北側のエリアでは重要なターミナル駅の1つです。中心部へのアクセスも抜群で、仕事帰りに買い物に立ち寄っても帰りが遅くなることはありません。休日も気軽に出かけられます。
東区の歴史
江戸時代初期に名古屋城が築城され、城下町が整備されたことで大きく発展しましたが、それ以前は農業が中心の地域でした。城下町が開発されたことで多くの武家屋敷が建てられ、役人や城で働く人々の居住エリアとなったのです。
1600年代半ばには初代藩主・徳川義直を弔うために建中寺が建てられ、1600年代末頃には、2代藩主・徳川光友の隠居所として大曽根に尾張徳川家の別邸(現在の徳川園)も建てられています。
明治になり名古屋市が市政を施行すると中区とともに市域を形成しました。この頃から教育施設も多く建設されるようになり、名古屋で最初の文教地区として発展していきました。現在は国立大学の附属小中学校や公立・私立の小中学校も多く、街には多くの学生の姿が見られます。
東区が誕生したのは区制が施行された1908年です。1921年には千種町と東山村を編入してさらに地域を拡大しました。また、矢田地区や大幸地区には大規模な電気工場や窯業工場が建設され、一大工業地帯となったことで名古屋の産業活性化にも大きく貢献しています。
1937年に旧千種町より東の町が東区から分離・独立して千種区が誕生したことで東区の面積と人口が縮小され、さらに、1944年に杉村地区と六郷地区も分離して北区となり、現在の東区の形が誕生しました。
防犯意識が高い
東区には公立・私立を問わず、小中学校や高校などの教育施設が多くあります。児童・生徒数が多いのでファミリー層から人気のあるエリアです。普段から防犯意識が高いエリアなので安心して生活できるでしょう。また、治安の良さからファミリー層だけでなく女性の1人暮らしにもおすすめです。